第202章 お祖母ちゃんの電話

福田祐衣は一呼吸置いてから、言葉を継いだ。

「でも、その時はきっぱり断ったの。まさか闇金にまで手を出すなんて、あんなに肝が太いとは思わなかったわ」

「不思議な話よね。彼女はもう柏原グループの株主じゃないとしても、柏原堅太はまだ株主でしょう? 腐っても名門の柏原家よ、他の資金調達ルートぐらいありそうなものじゃない。どうしてこんな崖っぷちまで追い込まれてしまったのかしら」

宮本陽叶は少しも驚いた様子を見せなかった。

「人間というのは、時に想像を絶するほど強欲になるものさ」

福田祐衣は小さく首を振った。

やがて料理が運ばれてくると、二人の間にしばし沈黙が落ちた。二人は漫然と食事を進めた...

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